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pied-piping「先導」現象について-マニアック英文法-

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少しマニアックな英文法について記述していくことにする。

 

私がこの言葉を知ったのは大学の英語学ゼミでのことだった。

 

そのときは名前がカッコいいのでいつか小説を書いた際の、題名にしようと考えていただけであり、その現象がどういったものなのかは理解していなかった。

今回はその現象について、私自身の勉強のためにも記すことにする。

 

 

先導現象とは

空所に適する語を入れろ、という問題があるとしよう。

 

There is a lot of debate about the news test. This is the point (            ) opinions are divided.

 

まず、空所より後を単文にした場合

 

opinion are divided at the point 「意見がその点で割れる」となる。

 

そして、the pointを先行詞として関係代名詞で修飾する場合、

 

the point の部分が、whichと置き換わり先行詞の後ろに来るだけではなく、

 

前の前置詞がwhichとともに先行詞の後ろにくることがある。

 

これを「先導」と呼ぶ。

 

しかしこれでは意味が分からないので、実際どうなるのか見てみよう。

「先導」がおきるとどうなるのか

したがって、

 

the point at which opinions are divided と書き換えられる。

 

さらに、

 

時間を表す前置詞+which=関係副詞where

 

で置き換えができる。

 

なので

 

There is a lot of debate about the news test. This is the point (  where   ) opinions are divided.

 

となる。